打率.200でMVP!? 2つの殊勲打で受賞のド軍ベリンジャー「信じられない」
第4戦のサヨナラ打と第7戦の逆転2ランが決め手に
ドジャースのコーディー・ベリンジャー内野手が、ナ・リーグ優勝決定シリーズMVPに輝いた。3勝3敗で迎えた20日(日本時間21日)の第7戦は、0-1で迎えた2回無死一塁でブルワーズ先発のチャシーンから右中間に放り込む逆転の2ラン本塁打。第4戦では延長10回にブルワーズのケインの打球をダイビングキャッチ。そして13回にはサヨナラ打を放ち、この日の本塁打と合わせて印象的な活躍をしたのが、受賞につながった。
しかし、シリーズを通し、ベリンジャーは打撃面では不調と言っていい出来だった。MLB公式サイトによると、シリーズの打撃成績は25打数5安打の打率.200、4打点。地区シリーズでも11打席連続無安打を記録するなど、不振が続いている。昨年のアストロズとのワールドシリーズでは28打席で17三振を喫し、打率.143と苦しんだというデータも紹介。プレーオフに強いとは言いがたい。
記事によると、ベリンジャーは「信じられないよ。(打撃結果については)見ないようにしていた。幸い、僕の周りには経験豊かなベテランがいる。みんなが『過程にこだわれば、結果がついてくる』と励ましてくれた」と喜びを口にした。昨年はルーキーイヤーで39発を放ち、ナ・リーグ新人王を受賞したベリンジャーの爆発は、ドジャース悲願のワールドシリーズ制覇に欠かせない。
(Full-Count編集部)