日本、メキシコ撃破し開幕3連勝 4番の楽天内田が先制3ラン「自信にしていい」
楽天先輩のアドバイスで成長、岡島からは「小さくなったらダメだぞ」
プロ5年目の今季は1軍で58試合に出場。12本塁打を放ち、成長を遂げた1年になった。理由はメンタル面にあった。「いろんな先輩と食事をして、どんな気持ちで打席に入ればいいのかを聞いたことで、余裕を持って冷静な気持ちで打席に立てている」。楽天の島内宏明外野手からは「どんな打席でも1打席目だと思って気持ちを切り替えていけばいい」とアドバイスをもらい、岡島豪郎外野手からは「お前は長打を期待されているんだから、気持ちもフォームも小さくなったらダメだぞ」と助言された。1軍でレギュラーを張る先輩たちからの説得力のあるアドバイスが、打席での心の余裕をもたらしている。
稲葉監督も「メキシコには体の大きさ、パワー、ノリがある。(そんな相手を前に)緊張感のある中で初回の3ランは勇気を与えてもらった」と、主導権を早々と握る初回の4番の一発を評価した。
これでオープンニングラウンド突破はもう目の前だ。明日22日(同23日)のオランダ戦は近藤弘樹投手(楽天)が先発予定。日本は次も勝って4連勝とし、上位3チームが進出できるスーパーラウンドへの扉を開く。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)