頂上決戦で“元広島対決” 前田、ブレイシアは「最も重要なセットアッパー」
ドジャースには「マエダを信頼する理由がある」
一方、セットアッパーの前田は全体20番目、ドジャースでは10番目で登場。寸評では日本人右腕の宝刀を絶賛している。
「リリーバーに通常4つの球種は必要ない。マエダがブルペンへ配置転換となると、カーブを捨てて、スライダーを多投することになった。そのボール(スライダー)により、ストライクの数、ボール球を振らせる数、空振りを奪う数が飛躍的に増えた」
プレーオフでは切り札のスライダー重視の投球に切り替えていると言及した上で「この違いは防御率では分かりづらいが、ドジャースが最も重要なセットアップの場面で、マエダを信頼する理由がある。彼は基本的に四球を出さず、全体的な空振り率はブルペンから登板する場面では、約30%上昇する」と指摘。キレのあるスライダーで猛者を空振りに仕留める前田の能力がドジャース最高のセットアッパーたらしめていると分析している。
リーグ優勝決定シリーズでは4試合に登板したものの、暴投での失点やピンチを作って降板する場面もあり、自身の出来に満足していないことを明かしていた前田。レギュラーシーズン108勝を挙げた“最強”レッドソックスを相手に実力を見せつけたいところだ。
(Full-Count編集部)