エ軍球団オーナー、大谷翔平を改めて絶賛「優れたアスリートで、人柄も良い」
オースマス新監督には期待「我々には非常に才能あふれる選手たちがいる」
エンゼルスの新監督に就任したブラッド・オースマス氏が22日(日本時間23日)、本拠地エンゼルスタジアムで記者会見を行った。出席したアート・モレノ球団オーナーは、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)からの復帰を目指してリハビリ中の大谷翔平投手について「彼は非常に優れたアスリートで、人柄も良い」とあらためて絶賛。マイク・トラウト外野手というメジャーNO1プレーヤーもいるだけに、新監督へに大きな期待を寄せていることを明かした。
大谷は現在リハビリ中で、来季は打者に専念する。投手としての復帰は2020年になる見込みだ。ただ、オースマス新監督は「絶対に無理をさせてはいけない」と話している。
モレノ球団オーナーは「彼(オースマス監督)はスプリングトレーニングでオオタニのことを見ていた。彼は捕手だったから、彼の投球を見ていた。彼のブルペンを見ていた」と明かす。今季GM補佐を務めていた新指揮官はマイク・ソーシア前監督と同じように捕手出身のため、「投手・大谷」の力を今年の春季キャンプからじっくりと見ていたようだ。能力の高さは十分に理解しているだけに、最高の形で2020年に戻ってこられるよう、慎重に投手復帰への道を歩ませるはずだ。
さらに、モレノ球団オーナーは「私もスプリングトレーニングで彼のブルペンをケージの後ろから見ていた」と話した上で、「オオタニのように二刀流で脅威となる選手がいる。彼は非常に優れたアスリートで、人柄も良い」と絶賛。そして、「彼(オースマス監督)にはマイク・トラウトやほかにもたくさん選手がいる。我々には非常に才能あふれる選手たちがいる。彼らの力を束ね、戦力を加え、準備をしていく必要がある」と期待した。
今季は開幕ダッシュを決めながら失速し、プレーオフ進出を逃したエンゼルス。新監督の手腕に期待がかかる。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)