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存在するだけで周囲に影響与える選手 スター軍団ホークスを支えた本多雄一

スター軍団、強豪ホークスを支えたバイプレイヤー。走攻守のすべてにおいて卓越したプレーはまさに玄人好みだった。本多雄一。勝つために欠かせない男、背番号「46」には多くのこだわりがあった。

「自分の原点は身体を大きく使うこと」

「僕は中軸を打つタイプではない。だからバントやチームのための打撃をしっかりやりたいと思っている。自分で決めようとはほとんど思わなかった。後ろがしっかりしているので、つないで行こう、と思う時が多かった。その時の最善を尽くすことしか考えなかった」

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 チームでの役割から、「縁の下の力持ち」的イメージの強い選手であった。しかしプロ入り入団会見で、「セールスポイントは打撃だ」と語る。身体は決して大きくないが、打席では常に強いスイングをすることを心がけた。そこにはバットマンとしての大きな誇りも見えた。

「僕はやっぱり逆方向への打球を意識している。逆方向へ強い打球を打てる時の方がバランスは良いのかなと思う。インコースはその中で身体を回転させてバットを出すだけのような感じ」

 ショートの頭上へ強い当たり、左中間への二塁打のイメージが強いのはそのためなのだろうか。

「練習からタイミングが合っていないような感覚の時は、逆方向へ強く打ち返せない。そういう時は身体を大きく使って本塁打を打つくらいのイメージで振っている。身体を使って振った結果を見て、そこから修正していく。やはり自分の原点は身体を大きく使うこと。そうした方が身体も言うことを聞いてくれると思う」

 時にはノーサインでのバントなどを行うこともあったが、打撃に対するこだわりは強かった。その確固たる気持ちがなければ、レギュラーポジションの奪取などはならなかったのではないか。

 そして本多のプレーを支えたのは、やはり持ち前のスピード。リーグ優勝の10年は59盗塁、日本一に上り詰めた11年は60盗塁で2年連続盗塁王。身体は決して大きくないが、身体能力を活かした瞬発力でトップスピードに入るのが抜群に早かった。それは走塁だけでなく、打撃や守備にも好影響を与えていた。

 最高のパフォーマンスを発揮するためにギアに対するこだわりが人一倍だった。中でもスパイクシューズに対しては、球界のトレンドに逆行するかのようであった。自らの筋力を最高のパワーに変化させるため、樹脂を使用したアウトソールが主流。そんな中で昔ながらの革製ソールに長くこだわり続けた。

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