Rソックスが先勝成功 コーラ監督が屈せぬ攻撃を称賛「打線が圧巻の仕事した」
スタメン落ちのヌネスが期待に応える殊勲アーチ
■Rソックス 8-4 ドジャース(日本時間24日・ボストン)
第114回ワールドシリーズ第1戦が23日(日本時間24日)、ボストンのフェンウェイパークで行われ、レッドソックスが8-4でドジャースを下し、先勝に成功した。試合後、アレックス・コーラ監督は再三追いつかれながらも屈しなかった打線を称賛。7回に勝利を決定づける殊勲の3点弾を左翼席に運んだエドゥアルド・ヌネス内野手について「仕事をやってのけた」と相好を崩した。
サイ・ヤング賞左腕カーショーから初回に2点先制に成功。3回に追いつかれたが直後に1点勝ち越すと、5回に再び同点とされても2点を返してリードを保持。追い上げられても、さらにリードを広げて逃げ切った。
試合後、コーラ監督は「1回第1打席から相手にプレッシャーをかけた、それがウチのやり方。ストライクゾーンいっぱいの球には手を出さず、ゾーンの中に入ってきた球を仕留める。打線が圧巻の仕事をした」と絶賛。この日は、相手が先発左腕の時はスタメン出場する右打ちのヌネスを控えに回したが、その作戦もはまった。「右打者をベンチに残しておきたかった」とヌネスをスタメンから外したが、「しっかり準備をしておくように。重要な局面かもしれないから、きっちり役目を果たしてくれ」と伝えると、7回2死一、二塁で見事期待に応えた。
試合は5回以降に両軍がブルペンと代打を注ぎ込む総力戦となった。コーラ監督は「相手ベンチに誰が残っていて、どのタイミングで起用するのか。まるで相手チームの監督をしているようだった」と拮抗した試合を独特な表現で振り返ったが、まるで囲碁将棋やチェスのような戦いを制し、「大好きだ。これはチャレンジだから」と充実の笑顔を浮かべた。
まずは先に1勝を挙げたが、ドジャースが一筋縄でいかないチームということは、昨季アストロズのベンチコーチとして対戦した時に痛感している。「辛抱強くいかないと。これは総力戦。でも、我々のような戦力を持っていれば、どんなマッチアップでも自信が持てる」と第2戦に向けて気を引き締めた。
(Full-Count編集部)