ド軍ロバーツ監督、敗戦の中にも手応え「守護神キンブレルを引きずり出した」
カーショーは5回途中を5失点と波に乗れず
■Rソックス 8-4 ドジャース(日本時間24日・ボストン)
23日(日本時間24日)に行われた第114回ワールドシリーズ第1戦は、ドジャースがレッドソックスに4-8で敗れた。7回に代打ヌネスに3点弾を許すまで、追いつけ追い越せの拮抗した接戦を展開。1988年以来30年ぶりのワールドチャンピオンに向け、惜しくも黒星スタートとなったドジャースだが、デーブ・ロバーツ監督は「打線が本当にいい働きをした」と一定の手応えを感じたようだ。
失点しても諦めない、粘りの姿勢がこの日も見えた。初回に2失点を喫しても、2回にケンプがソロ弾、3回にはマチャドの適時打で同点に追いつく。1点を追う5回には1死二、三塁からマチャドが二ゴロの間に同点。2点を追う7回にはマチャドの中犠飛で1点差に追い上げた。
結局、7回裏に点差を広げられ、悔しい1敗を喫したが、ロバーツ監督は打線が見せ続けた諦めない姿勢を高評価。「これが1年間続けた戦い方。相手はタダでは勝たせてくれない。総力戦のシリーズになるだろう」と“予言”すると同時に、「最後に守護神キンブレル、途中ではイオバルディを引きずり出したんだから、我々がいい仕事をしたことは火を見るより明らかだ」と話し、レッドソックスが救援の切り札2人を投入せざるを得ないプレッシャーをかけた事実を称えた。
エース左腕カーショーが5回途中で5失点と波に乗りきれなかったが、第2戦で対戦成績を1勝1敗の五分に戻し、本拠地ドジャースタジアムでの第3戦を迎えたい。
(Full-Count編集部)