2大会連続出場の広島塹江が完璧火消しでリベンジ 「前回は悔しい思いをした」
稲葉監督も絶賛「あのシビれる状況の中でよく抑えた」
稲葉篤紀監督も「これまで4試合を見ていても、あまりシビれる場面がなかったが、あのシビれる状況の中でよく抑えたと思う」と、ベンチの期待に応えた21歳左腕を称えた。
2年前の悔しさが心底にある。メキシコでの前回大会ではオープニングラウンドで格下のニカラグア戦とオーストリア戦の2試合に登板しただけ。ニカラグア戦は得点こそ与えなかったが、2/3を投げ、3四球と納得の結果を残すことはできず。スーパーラウンド以降は出番がなく、チームの優勝も心の底から素直に喜ぶことはできなかった。
「前回は力が出せず、悔しい思いをした。もう1度同じ舞台に立てるので、今回はしっかり貢献できるように頑張りたい」。2年前よりも成長できたのはメンタル面だといい「海外だと食事や移動など、思い通りいかないことがたくさんあると思うが、失敗した時の言い訳にしたくない。ここには結果を残すために来ている」と冷静だ。
日本は明日24日(同25日)の休養日をはさみ、バランキージャで行われる25日(同26日)からのスーパーラウンドでは、B組3位の韓国、同1位のベネズエラ、同2位のドミニカ共和国と対戦する。スーパーラウンドの成績は、同組のオープニングラウンド突破2カ国との対戦成績も加味されることから、日本は2勝からのスタート。今後は油断できない強豪相手の試合が続くが、残り3試合でも勝ち星を重ね、28日の決勝進出を目指す。
(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)