社会人組は即戦力の活躍ができた? 最近5年間で見るパ6球団のドラフト会議

即戦力に頼らない日ハム、社会人を大量獲得のオリックス

○日本ハム
【2013年】(2/8)
2位 浦野博司 20試合7勝4敗 115回78奪三振51失点 防御率3.68
5位 金平将至 6試合0勝0敗 6回5奪三振7失点 防御率10.50

【2014年】(1/9)
5位 瀬川隼郎 9試合0勝0敗 10.2回9奪三振4失点 防御率3.38

【2015年】(1/8)
2位 加藤貴之 30試合7勝3敗1H 91.1回64奪三振37失点 防御率3.45

【2016年】(1/9)
8位 玉井大翔 24試合1勝2敗1H 24.1回12奪三振8失点 防御率2.59

【2017年】(1/7)
2位 西村天裕 26試合2勝2敗1S8H 23回25奪三振9失点 防御率3.52

 日本ハムは、この5年間ドラフト1位で社会人を指名していない。毎年5人以上を指名するが、そのうち社会人は毎年1~2人。即戦力に頼らない傾向が強い。

 社会人の指名は少ないが、2013年ドラフト2位の浦野と15年ドラフト2位の加藤が7勝ずつ、16年ドラフト8位の玉井と17年ドラフト2位の西村はリリーフで20試合以上に登板するなど、一定の活躍を見せている。

○オリックス
【2013年】(3/8)
1位 吉田一将 15試合5勝6敗 75.2回62奪三振34失点 防御率3.81
2位 東明大貴 26試合5勝7敗 99.2回80奪三振44失点 防御率3.79
8位 大山暁史 1試合0勝0敗 0.2回0奪三振0失点 防御率0.00

【2014年】(4/9)
4位 高木伴 7試合0勝0敗 9.2回6奪三振9失点 防御率7.45
6位 坂寄晴一 1試合0勝0敗 0.2回1奪三振2失点 防御率27.00
7位 西野真弘 57試合191打数58安打3本塁打22打点 打率.304
8位 小田裕也 31試合89打数29安打2本塁打6打点 打率.326

【2015年】(6/10)
2位 近藤大亮 1試合0勝0敗 3回2奪三振1失点 防御率0.00
4位 青山大紀 1試合0勝1敗 4回5奪三振4失点 防御率6.75
7位 鈴木昂平 45試合38打数7安打0本塁打4打点、打率.184
8位 角屋龍太 2試合0勝0敗 2.1回1奪三振3失点 防御率11.57
9位 赤間謙 24試合0勝1敗 35回19奪三振17失点 防御率3.09
10位 杉本裕太郎 1試合3打数0安打0本塁打0打点 打率.000

【2016年】(3/9)
1位 山岡泰輔 24試合8勝11敗 149.1回133奪三振62失点 防御率3.74
5位 小林慶祐 35試合2勝1敗1H 40.2回46奪三振22失点 防御率3.98
7位 飯田大祐 2試合3打数0安打0本塁打0打点 打率.000

【2017年】(5/8)
1位 田嶋大樹 12試合6勝3敗 68.2回69奪三振33失点 防御率4.06
2位 K-鈴木 4試合0勝0敗 7.1回2奪三振9失点 防御率8.59
3位 福田周平 113試合295打数78安打1本塁打15打点 打率.264
5位 西村凌 31試合88打数17安打2本塁打8打点 打率.193
8位 山足達也 25試合60打数10安打1本塁打7打点 打率.167

 オリックスは2015年のドラフトで指名した10人中6人、17年は8人中5人が社会人出身。特にここ2年は東京ガスの山岡、JR東日本の田嶋をドラフト1位指名するなど、長年低迷していることもあるのか、やや即戦力の社会人に頼りがちだ。

 ドラ1の吉田一、山岡、田嶋は1年目から5勝以上を挙げた。下位入団でも2014年ドラフト7位の西野、同年8位の小田が、規定未到達ながら打率3割超え。中心選手とはいかないまでも、まずまずの成績を残している印象だ。

社会人を一定数指名のロッテ、楽天は下位指名も16年森原&高梨が活躍

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