【ドラフト】クジ運に恵まれない球団は… ヤクルト9連敗、巨人5連敗 鷹は2年で5連敗
ソフトバンクは2017年に3連敗、今年も2連敗
2018年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は25日、都内のホテルで行われた。4球団が競合した根尾昂は中日が、小園海斗は広島が、そして3球団が競合した藤原恭大はロッテが、それぞれ交渉権を獲得。“外れ1位”では辰己涼介を4球団が重複指名し、楽天が交渉権を獲得し、注目された吉田輝星は日本ハムが“外れ1位”で単独指名した。
根尾、小園、藤原、辰己、そして“外れ1位”でDeNAが交渉権を得た上茶谷大河と5度の抽選が行われた2018年のドラフト会議。悲喜こもごもの結末となった抽選だが、過去の抽選も振り返り、各球団の“クジ運”を分析してみたい。
ヤクルトは公表していた通りに根尾昂に入札したものの、抽選を外した。さらに上茶谷も外し、最終的には清水昇を1位で指名した。ヤクルトは2009年の菊池雄星から10年間のうち9年で1位指名で競合。“外れ1位”は除き、その全てで抽選を外し、9連敗となった。
巨人もまたクジ運に恵まれていない。今年はまず根尾に入札し、“外れ1位”で辰己を指名したが、原辰徳新監督が“連敗”した。巨人は2008年の大田泰示を引き当てて以降、2011年の菅野、2013年の石川歩、2016年の田中正義、2017年の清宮幸太郎と外しており、これで5連敗。3年連続で“外れ外れ1位”となった。
阪神は1位で藤原恭大、“外れ1位”で辰己涼介を指名し、こちらも“連敗”。外れ外れ1位で近本光司を指名した。阪神は2012年の藤浪、2015年の高山を引き当てているが、2009年の菊池をはじめ、5年で抽選を外している。1年で2度外したのは、2013年、2014年、2017年、そして2018年とここ10年で4度目となった。
ソフトバンクは昨年からだけで“クジ引き”5連敗となった。2015年の高橋純、2016年の田中と2年連続で工藤公康監督が引き当てたが、昨年は清宮、安田、馬場と3連敗し、吉住を1位指名。そして今年、4球団競合の小園、“外れ1位”でも4球団競合の辰己を外して“外れ外れ1位”で甲斐野央の指名となった。
(Full-Count編集部)