ド軍守護神ジャンセンの貴重な捕手時代映像 膝つき二塁送球に解説「ロケット」
2009年に投手転向、同年WBCは蘭代表で捕手出場
メジャーでは捕手から投手に転向し、成功を収める選手が多いが、ドジャースの守護神ケンリー・ジャンセンもその1人。2メートルを超える長身から投げ下ろされるカットボールで、メジャー打者を翻弄。9年のキャリアで通算268セーブを挙げている。
現在、レッドソックスと世界一を懸けたワールドシリーズを戦うドジャース。互いに一歩も譲らぬ接戦の末に、もし捕手グランダルとバーンズを使い切ってしまう緊急事態が発生したら……。MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では、元捕手のジャンセンを第3の捕手として起用することを勧めている。
記事では、2009年のWBCにオランダ代表として捕手出場したジャンセンの映像を公開。米国戦で先発マスクをかぶったジャンセンは、2回裏の無死一塁の場面で、膝をついたまま本塁から二塁へ矢のような剛速球をノーバウンドで投げ、二盗を試みた一塁走者のライアン・ブラウンを刺している。これには解説も「まるでロケットのような送球」と驚愕の声を上げるしかなかった。
ドジャースはブルワーズと戦ったリーグ優勝決定シリーズ第4戦で延長13回の死闘を戦った。この時、デーブ・ロバーツ監督は緊急時の捕手としてマックス・マンシーを考えていたと明かしたが、記事では「現実問題として、マンシーよりもジャンセンの方が上かもしれない」と指摘している。
ワールドシリーズに守護神&捕手で出場という稀なケースが生まれる可能性もありそうだ。