ド軍ベリンジャーのレーザービームにファン狂喜 「イカしてる」「若き天才」
逆転負けの崖っぷちからチーム救う値千金のビッグプレー
■ドジャース 3-2 Rソックス(日本時間27日・ロサンゼルス)
ワールドシリーズ3連敗の危機を救う、値千金の“レーザービーム”だ。ドジャースのコーディ・ベリンジャー外野手が延長10回のピンチで強肩を披露。延長18回、7時間20分の死闘を制しての勝利に貢献した。
レッドソックスは延長10回1死一、三塁。代打・ヌネスが右中間寄りに浅めのフライを打ち上げた。三塁走者のキンズラーは迷わずタッチアップ。だが、中堅手のベリンジャーがバックホームへ矢のようなダイレクト送球を見せ失点を防いだ。
アウトを確認するとベリンジャーは左翼手のピーダーソンと体をぶつけ合い、喜びを爆発。ドジャースの公式ツイッターは「コーディ・ベリンジャーに挑むだって? そう思ったでしょ?」とのコメントを添え、このシーンの動画を公開。ドジャースのファンからは狂喜乱舞のコメントで溢れかえった。
「なんて送球だ!」
「アメージング!」
「若き天才、若き天才」
「イカしてる」
「グレート!」
「ビューティフル」
「素晴らしい守備だ」
「これがメジャー級の肩」
ベリンジャーは補殺プレー直前の9回裏、先頭打者で左前打を放ち出塁しながら、レッドソックス・プライスの牽制に誘い出されて挟殺され、チャンスをつぶしていた。ドジャース公式サイトは「(ミスを)取り返せてうれしいよ。(この好返球がなければ)眠れないところだった」とベリンジャーのコメントを紹介。まさに名誉挽回のプレーだった。
リーグ優勝決定シリーズ第4戦でも、延長13回の死闘で10回にダイビングキャッチを決めてブルワーズの勝ち越し機を防ぎ、この印象的なプレーも決め手となってシリーズMVPを受賞。この日もまた守備でチームの危機を救った。バッティングではこの日7打数1安打、シリーズ通算10打数1安打の打率1割と低空飛行が続いているが、打てなくても守備で貢献できる。悲願の世界一へ、あとは打棒爆発といきたいところだ。