近大が12年ぶり13回目の神宮大会出場決める 田中監督「4連勝して優勝したい」
延長10回1死満塁から相手の暴投でサヨナラ勝ち
第49回明治神宮野球大会の関西地区第1代表決定戦が29日、大阪市の南港中央球場で行われ、延長10回タイブレークの末、近畿大(関西学生)が2-1で関西国際大(阪神大学)を破り、12年ぶり13回目の出場を決めた。敗れた関西国際大は第2代表決定戦にまわり、敗者復活トーナメントを勝ち上がった京都産業大(関西六大学)と30日に対戦する。
試合は1-1で延長タイブレークに突入。後攻の近畿大は無死一、二塁から代打・谷本甲仁内野手(2年・福井工大福井)が犠打を決め二、三塁。申告故意四球(敬遠)で満塁になった後、1番・向凌平外野手(2年・金光学園)の打席の2球目が暴投になり、三塁走者が生還。サヨナラとなった。
田中秀昌監督は「平成最初の日本一が近畿大学。平成最後の神宮で優勝しようと言ってやってきた。今年は高校野球は大阪桐蔭が春夏連覇し、智辯和歌山がセンバツで準優勝。社会人の都市対抗は大阪ガスが優勝した。関西の代表として神宮でも4連勝して優勝したい」と語った。近畿大は11月10日の第4試合で関東五連盟第2代表と初戦を戦う。
(松倉雄太 / Yuta Matsukura)