勝利→ダッシュ→歓喜の輪 “選手目線”で世界一の瞬間を味わえる動画が話題
MLB公式がツイッターで公開「最後の投球と歓喜の映像は本当にクール」
■Rソックス 5-1 ドジャース(日本時間29日・ロサンゼルス)
第114回ワールドシリーズ第5戦が28日(日本時間29日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、レッドソックスが5-1でドジャースを下し、通算成績4勝1敗でシリーズを制覇した。MLB公式サイトは、レギュラーシーズン108勝の強さを見せつけた伝統球団が9度目の世界一に輝いた瞬間をまるで選手のように味わえる動画をツイッターで公開。ファンからは「なんて素晴らしいカメラアングルなんだ……」と感激の声があがっている。
2年連続でワールドシリーズに進出してきたドジャースを寄せつけず、ワールドシリーズ制覇を果たしたレッドソックス。プライスが7回1失点と快投を見せると、8回はケリーが無失点に抑え、4点リードの9回には本来は先発の左腕セールがマウンドへ。ターナー、ヘルナンデスを空振り三振に仕留めると、最後はマチャドが崩れ落ちるほどの切れ味抜群のスライダーで空振り三振。3者連続三振で試合を締めた。
その瞬間、レッドソックスの選手たちはダグアウト、ブルペンから一斉に飛び出し、マウンド周辺には歓喜の輪ができたが、ここに1台のカメラも“参戦”していた。
MLB公式サイトが「どんちゃん騒ぎだ、ボストン」との文言を添えてツイッターで公開した動画は、優勝の瞬間に選手と同じタイミングで内野観客席の通路から飛びだしたカメラが、喜びを爆発させる選手たちに接近して撮っているもの。飛び跳ねるレッドソックスナインの歓喜の声をすぐ近くで拾っている。途中、セットアッパーとして活躍した元広島のブレイシアが、独特のやや左に首を傾けた姿勢で通り過ぎる姿もある。
優勝の瞬間の選手の気分を味わえる迫力ある映像をファンも絶賛。ツイッターのコメント欄には「素晴らしいカメラワーク」「2018年最高のチーム」「なんて素晴らしいカメラアングルなんだ……」「心配するなLA、気持ちは分かるよ」「彼らの喜び方は本当に良いね」との声があがった。さらに、米全国紙「USAトゥデイ」もこのツイートを紹介し、「ワールドシリーズ最後の投球と歓喜の映像は本当にクールだ。最後のアウトと歓喜の映像は非常に素晴らしいものだ。この上ない瞬間を体験させてくれる。そして、よくやった。レッドソックス」と伝えている。
レッドソックスにとっては最高のシーズンとなった2018年。来季も世界一の最有力候補となりそうだ。