関西国際大が8年ぶり4度目の神宮大会出場 劇的サヨナラ弾で京都産業大破る

関西国際大が明治神宮大会への出場権を獲得【写真:松倉雄太】
関西国際大が明治神宮大会への出場権を獲得【写真:松倉雄太】

同点の9回2死から2番・平野晴也がサヨナラ弾

 第49回明治神宮野球大会の関西地区第2代表決定戦が30日、大阪市の南港中央球場で行われ、関西国際大(阪神大学)が3-2で京都産業大(関西六大学)を9回サヨナラで破り、8年ぶり4回目の出場を決めた。

 関西国際大は1点を追う8回に、代打・持田大和外野手(2年・如水館)の適時打と、途中出場の7番・有本大世外野手(2年・おかやま山陽)の犠飛で逆転に成功。9回2死から京都産業大に追いつかれたが、その裏2死から2番・平野晴也内野手(3年・関西)が右翼席へサヨナラ本塁打を放ち、決着をつけた。

 試合に終止符を打った平野は「打ったのはストレート。サヨナラ本塁打は人生初です」と歓喜。9回5安打2失点のエース武次春哉投手(2年・西脇工業)は、サヨナラの瞬間、安堵感から涙を流し「9回に二死から追いつかれ、ツメが甘いと感じた。神宮では緊張すると思うが、いつも通りのピッチングしたい」と自身初の全国大会へ意気込みを話した。

 関西国際大は11月9日の第3試合で中部学院大(北陸・東海三連盟代表)と初戦を戦う。また、最優秀選手賞には第1代表決定戦で好リリーフを見せた近畿大の150キロ右腕・村西良太投手(3年・津名)が選ばれた。

(松倉雄太 / Yuta Matsukura)

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