ハーパー&マチャドは10年338億円以上!? 米名物記者が史上最大FA契約を予想

去就が注目されるブライス・ハーパー(左)とマニー・マチャド【写真:Getty Images】
去就が注目されるブライス・ハーパー(左)とマニー・マチャド【写真:Getty Images】

今ポストシーズンでハーパー評価は相対的にアップ

 ワールドシリーズが幕を下ろし、メジャーでは本格的なストーブリーグに突入した。来季契約オプションを行使するか否かの決断が続々と発表され、チームがフリーエージェント(FA)になる選手を対象にクオリファイング・オファー(QO)を出す日も近い。今オフのFA市場には、投手ではダラス・カイケル(アストロズ)、パトリック・コービン(ダイヤモンドバックス)ら、野手ではブライス・ハーパー(ナショナルズ)、マニー・マチャド(ドジャース)らが登場。熾烈な争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。

 米スポーツ専門サイト「ファンクレッド・スポーツ」では、特集記事の中で今オフFAとなる131選手の行方と契約の大きさを予想。その中で、匿名の事情通と、名物記者として知られるジョン・ヘイマン氏は、ハーパーとマチャドが史上最大のFA契約を更新すると予想している。

 まず、ハーパーについて事情通は11年3億7400万ドル(約421億2600万円)、ヘイマン記者は11年3億3300万ドル(約371億7000万円)の超大型契約を獲得するだろうと予測。「ナショナルズとフィリーズは間違いなく契約に乗り出し、ジャイアンツ、カブス、ヤンキースらも可能性がある」と指摘している。これだけの大型契約になる理由の1つが「スーパースターが20代半ば(26歳)でFA市場に出ることは珍しいこと」だ。さらに今季プレーオフ中にマチャドが“愚行”を連発したことも、相対的にハーパーの評価を上げたため、ハーパーを「ポストシーズン最大の勝者」としている。

 そして、そのマチャドだが、同サイトで9月に行った18球団の首脳陣(匿名)に対するアンケートでは12球団がハーパーより上だと高評価をしていたという。寸評では「まだフィリーズが狙っている」としながらも、「少なくとも1チームは獲得リストから外した」と評価が下がった事実を指摘。「フィリーズが論理的には合っているが、マチャドはヤンキースに行きたいようだ」とまとめた上で、事情通は10年3億2500万ドル(約366億1000万円)、ヘイマン記者は10年3億ドル(約337億9000万円)の契約を予想した。

 これまでメジャー野手が獲得した史上最大FA契約は、アレックス・ロドリゲスがヤンキースと2008年に結んだ10年2億7500万ドル(約309億7500万円)とされている。長らく破られなかった記録が今オフに破られるのかにも期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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