前田健太、来季は先発復帰へ ドジャース編成トップ「5人の1人になると期待」
今季リリーフ転向は「チーム状況によるもの」とフリードマン編成本部長
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が1日(日本時間2日)、今季を総括する記者会見に臨み、前田健太投手について来季の先発ローテ復帰を明言した。今季、前田は先発投手として開幕を迎えたが、シーズン途中にリリーフへ転向。ワールドシリーズ終了後に、先発復帰に対する強い思いを語っていた。
フリードマン編成本部長は、前田が来季先発復帰について問われると「イエス」と言い切ると、「来年は先発5人の1人になることを期待している」と続けた。さらに、今季のリリーフ転向については「当時のチーム状況によるもの。救援投手が8人も故障者リスト入りした時期もあった」と話し、苦渋の選択だったことを明かしている。
前田は今季先発として20試合に投げ、6勝7敗、防御率3.85。リリーフに転向して以降は19試合に投げ、2勝3敗、防御率3.57の成績だった。フリードマン編成本部長は「今季我々が成功を収める中で、ローテの一員として大きく貢献してくれた」と高く評価。「5に日に一度先発してチームに貢献できるという心構えは持ち続けてほしい」と、来季も先発としての活躍に期待をかけた。
今季は2年連続でワールドシリーズ敗退という悔しさを味わったが、来季は先発投手としてチームを世界一に牽引したい。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)