大谷翔平を新人王に選出した米野球専門誌「アンドゥハーは3位にも入らない」

大谷だけでなくアクーニャJr.とソトもアンドゥハーより上!?

 記事は同誌の記者JJ・クーパー氏が読者の質問に答える形式となっている。テーマとなったのは、「ヤンキースのルーキー三塁手ミゲル・アンドゥハーはニューヨークメディアの注目を浴びる中、ペナントレースのプレッシャーを感じながらプレーしました。ピンストライプのユニホームを着てプレーしたことが、彼がベースボール・アメリカの新人王を受賞しなかった理由だと考えて正しいのでしょうか?」という問いだ。

 アンドゥハーは今季、超名門球団ヤンキースの三塁のレギュラーとして、149試合出場で打率.297、27本塁打、92打点、OPS(出塁率+長打率).855の好成績をマーク。ア・リーグ新人タイ記録の47二塁打もマークしており、例年であれば、文句なしで新人王に輝く数字だ。一方で、大谷は打者として104試合出場で打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、OPS.925、投手としては10試合登板で4勝2敗、防御率3.31。新人王争いで前例のない二刀流での記録をどのように評価したかがポイントとなる。

 同記者は「我々はエンゼルスの二刀流スターであるショウヘイ・オオタニを新人王に選出したが、3位までの投票にしたとしても、アンドゥハーは3位以内に入っていなかったことでしょう。ファイナリストはブレーブスの外野手ロナルド・アクーニャJr.とナショナルズの外野手フアン・ソトでした」と言及。メジャー全体で見て、1位が大谷、2、3位がナ・リーグ新人王候補のアクーニャJr.、ソトで、アンドゥハーはこの3人に及ばないというのだ。そして、その理由を記している。

「23歳のアンドゥハーは素晴らしいシーズンを送りました。違うシーズンだったなら、彼は我々の新人王を受賞していたかもしれませんが、今年のルーキーたちは豊作でした。驚異の中軸打者と第一級の先発投手として、オオタニの素晴らしさは特異であるため、特別な存在となっています。アンドゥハーを2位のアクーニャと比べたとしても、我々はアクーニャの方が優位だと考えています。アンドゥハーは149試合に出場し、打率.297、出塁率.328、長打率.527、27本塁打の成績を残したました。彼のプレー時間と成績は強みにはなりますが、アクーニャの生産性には歯が立ちません」

「豊作」の年で圧倒的な存在感を見せた大谷。その衝撃はとてつもなく大きかったようだ。

(Full-Count編集部)

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