大谷所属のエンゼルス、新打撃コーチはイチローの元同僚 37歳のリード氏
今季までマイナーリーグの打撃コーディネーターとして手腕発揮
大谷翔平投手が所属するエンゼルスが、ジェレミー・リード氏を新たな打撃コーチとして招聘したと球団公式サイトが伝えている。マイナーリーグの打撃コーディネーターからの“昇格”となるという。
今季限りでマイク・ソーシア前監督が退任し、ブラッド・オースマス新監督が就任したエンゼルス。球団公式サイトは「ブラッド・オースマス体制で2人目のコーチが正式に決定した」とした上で「エンゼルスは金曜日にジェレミー・リードを新しい打撃コーチに昇進させた。彼はエリック・ヒンスキーの後任となり、ここ2シーズンはエンゼルスのマイナーリーグの打撃コーディネーターを務めていた」としている。すでに、元アストロズのダグ・ホワイト投手コーチが就任することも決まっている。
記事では、エンゼルスの複数の選手が、リード氏の指導で打撃成績が向上したと話していたことを紹介。「カルフーンは今季最初の50試合で打率.145、OPS(出塁率+長打率).374、1本塁打の成績であったが、(マイナー施設のある)アリゾナに行き、リードと新しいバッティングスタンスに取り組んだ。6月18日に故障者リストから復帰した以降、残りの87試合で打率.242、OPS.800、18本塁打の成績を残した」。今季序盤、極度の不振にあえいだカルフーンだが、確かに成績は向上している。
マリナーズ、メッツ、ブルージェイズ、ブルワーズで外野手として8シーズンプレーした37歳のリード氏は、2014~16年にはブルワーズで打撃コーディネーターを務めたという。マリナーズでは、イチロー外野手と2004~08年の5シーズン、チームメートだった。
今季終了後に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた大谷は、来季は打者に専念する見込み。今季は開幕直前にヒンスキー前打撃コーチのアドバイスもあり、すり足に変えてメジャーの投手に対応したが、新打撃コーチとともにどんな進化を見せるだろうか。
(Full-Count編集部)