打率.154も“キャノン”連発の鷹・甲斐も候補、広島逆転なら…日本SのMVPは?
広島は4番・鈴木が圧倒的成績、あと3勝と先は長いが…
広島が逆転日本一になるためには、あと3勝が必要なので先は長いが、広島の候補も見ておこう。
◯打撃陣
鈴木誠也 5試18打9安3本6点 率.500 勝利打点1
安部友裕 5試19打3安2本5点 率.158
會澤翼 4試14打5安1本3点 率.357
丸佳浩 5試21打4安1本3点 率.190
松山竜平 5試20打7安0本2点 率.350
菊池涼介 5試19打5安1本1点 率.263
こちらははっきりしている。4番・鈴木誠也が安打、本塁打、打点、打率でチーム1位、唯一の勝利打点も挙げている。広島が敗退しても「敢闘賞」の本命ではある。
◯投手陣
ジョンソン 1登1勝0敗 7回 防御率1.29
大瀬良大地 2登0勝0敗 9回1/3 防御率3.86
フランスア 3登0勝0敗0S1H 5回2/3 防御率1.59
一岡竜司 3登0勝0敗0S2H 2回2/3 防御率0.00
ヘルウェグ 4登0勝0敗0S1H 2回1/3 防御率0.00
ジョンソンが虎の子の1勝を挙げている。またフランスアはロングリリーフで好投。一岡も3試合中継ぎで自責点0だが、広島投手陣からMVPが出るとすれば、今後の活躍次第だろう。
ちなみに今シリーズはここまで盗塁が1つもない。広島は6回企図してすべて失敗。ソフトバンクは一度も走っていない。
この結果を見ると、ソフトバンクが日本一になれば、打撃は13打数2安打、打率.154ながら、4つの盗塁企図をすべてアウトにした甲斐拓也がMVP候補に浮上する可能性もあるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)