MLB公式がエンゼルスにカイケル契約の勧め 「オオタニが帰ってきた時に…」
アストロズからQO提示受けるも拒否する見込み
ストーブリーグがいよいよスタートしたメジャー。各球団が今季オフにフリーエージェント(FA)となる選手にクオリファイング・オファー(QO)を提示し終わり、7選手が現在受諾するか拒否するかの選択をしている最中だ。今年は7選手がQO提示を受け、米東部時間11月12日午後5時(日本時間13日午前7時)までに決断することになっている。
そんな中、MLB公式サイトでは「球団別最適FA選手」という特集を展開。その中で、大谷翔平投手が所属するエンゼルスには、同地区ライバルのアストロズからFAとなった左腕ダラス・カイケルの獲得を進言している。
2015年サイ・ヤング賞のカイケルは、今季こそ12勝11敗、防御率3.74の成績だったが、まだ30歳。ちょうど脂の乗った時期にFAとなった。アストロズから1年1790万ドル(約20億2700万円)のQO提示を受けているが、これを却下して複数年契約を求めることは必至と見られている。若手投手の成長著しいアストロズと再契約の可能性は残されてはいるが、高くないというのが一般的な見方だ。
記事では、「ショウヘイ・オオタニはトミー・ジョン手術を受けたため2019年は投げないが、20年には戻ってくる」と指摘。右肘靱帯損傷を治すために修復手術を受けた大谷について触れながら、「カイケルのような一流先発が加われば、来季エンゼルスは優勝争いに加わり、オオタニがマウンドに戻る頃には、大いなる脅威となれるだろう」と予測している。
その他、記事では田中将大投手擁するヤンキースには、ダイヤモンドバックスからFAになった左腕パトリック・コービン、ダルビッシュ有投手擁するカブスにも先発右腕のチャーリー・モートン(アストロズFA)を勧めている。
今季先発ローテに故障者が続出したエンゼルスにとって、カイケルのような左腕が加われば、これ以上の補強はないだろう。先発強化が急務のエンゼルスは、果たして誰を新戦力として迎えるのだろうか。
(Full-Count編集部)