10年約340億円超は確実か 米予想、ハーパーVSマチャド大型契約はどっち?
ともに26歳野手、2人の長所と短所を比較
今オフのフリーエージェント(FA)市場で野手の2大目玉選手と目されているのが、ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)とマニー・マチャド内野手(ドジャース)だ。ともに現地メディアの予想では、10年3億ドル(約339億8000万円)を超える大型契約を結ぶと見られている。では、どちらの選手がより大きな契約を勝ち取れるのか。米野球専門サイト「MLBトレード・ルーモアズ」では、2者を徹底比較するとともに、読者にアンケートを実施。その結果、読者はハーパーがより大きな契約をつかむと予想した。
記事では、2015年MVPのハーパーについて、野手能力を示す総合指標wRC+が歴代10位(140)で平均的な選手より40%高いことに言及。弱点があるとすれば「守備力と怪我」であるとし、「守備防御点」と「守備評価」は今シーズン球界全体で最後から2番目だったことを指摘。さらに、今季は159試合に出場したが、怪我がちでこれまで120試合出場に届かなかったことが3度あるとしている。
一方のマチャドは、レギュラーに定着した2013年以降、少なくとも156試合以上に出場したことは5度あり、健康面に問題はない。今季のwRC+は自己最高の141を記録。打者としての才能は「問題ない」としたが、守備は「守るポジション次第」だと指摘。マチャド自身は三塁よりも遊撃を好むが、今季は遊撃での守備防御点が-13、守備評価が-6といずれも芳しくなかったという。そして、最大の懸念として、今季プレーオフで物議を醸した“愚行”や“怠慢プレー”についても触れている。
気になる読者投票の結果だが、日本時間5日午後5時現在、ハーパーが63.74%、マチャドが36.26%の得票を得ており、ハーパーの方が大きな契約を得ると考えている読者が圧倒的に多かったようだ。ともに26歳の野手が大型契約を勝ち取ることは間違いないが、どこまで大きなものになるのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)