“松坂世代”大西監督率いる「堺シュライクス」がトライアウト開催 39名が参加
夏凪一仁社長はさらなる選手獲得を示唆「このトライアウトだけでは選手数はそろわない」
午後4時前にトライアウトは終了、選手を前にして大西宏明監督は「この中には、このトライアウトを最後に野球をあきらめようと思っている人もいるかもしれない、野球をするのは今日が最後と思っている人には、ここで僕たちと堺シュライクスのテストを受けたことを、良い思い出にして頑張ってほしい」と参加してくれた選手たちに敬意を表した。
また、全39名のプロ野球選手を夢見る金の卵たちに向け「落ちても野球を続けようと思っている人もいると思う。僕たちも人間だからトライアウトで君たちの良いところを見抜けなかった可能性もある。そういう人たちは、これから僕たちを見返すような活躍をしてほしい。合格した人たちは、来年春の開幕までに、一回りも二回りもパワーアップしてほしい」と厳しくも、温かいメッセージを送った。
堺シュライクスを運営する、株式会社つくろう堺市民球団の夏凪一仁社長は「選手の選考は大西監督やコーチと相談して決めるが、このトライアウトだけでは選手数はそろわないので、今後もいろいろな機会を活かして選手を獲得したい」と語った。ユニフォームのデザインも最終の詰めに入っている。
合否の発表は、1週間以内に選手個別に伝えられる。新球団、堺シュライクスはいよいよ始動した。
(広尾晃 / Koh Hiroo)