現役続行への“狭き門” 戦力外からトライアウトで契約に至った選手たち

2016、17年ともにトライアウトから契約に至った選手は3人のみ

◯2016年(65人)
久保裕也投手(36)
DeNA戦力外→楽天

榎本葵外野手(24)
楽天戦力外→ヤクルト

柴田講平外野手(30)
阪神戦力外→ロッテ

 阪神甲子園球場で開催された2016年トライアウト。計65人が受験した。元巨人の久保は楽天と契約し、2017年、ほとんど後半戦のみにもかかわらず27試合に登板、楽天投手陣を支えた。今季も25試合に登板した。ロッテと契約した柴田は代走・守備固めとして期待されたが17試合、打率.121に終わり、この年限りで現役を引退した。

◯2017年(51人)
大隣憲司投手(32)
ソフトバンク戦力外→ロッテ

山崎憲晴内野手(30)
DeNA戦力外→阪神

田代将太郎外野手(27)
西武戦力外→ヤクルト

 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で開催された2017年トライアウト。計51人が受験した。ソフトバンクで2度の2桁勝利をあげた大隣は、ロッテと契約も2試合のみの登板に終わり、今シーズン限りでの引退を表明した。ヤクルトと契約した田代は、自己最多の73試合に出場、打席数は少ないながらも打率.323を記録した。

 昨年は契約に至った選手がわずか3人と、近年は減少傾向にあるトライアウトからの再契約選手。今年は何人がこの関門をくぐりぬけ、契約することができるのか。シートノック、シート打撃の一挙手一投足に各球団スカウトが注目している。

(Full-Count編集部)

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