【トライアウト】 成瀬、元同僚・西岡に適時打浴び2安打1失点も…「野球をやれるなら、どこでも」
現役続行へ改めて意欲「やりきった感じはない」
プロ野球の12球団合同トライアウトは13日、ソフトバンクの2軍本拠地タマホームスタジアム筑後で48選手が参加して行われ、ヤクルトから戦力外となった成瀬善久投手は中井大介(巨人)、西岡剛(阪神)、今成亮太(阪神)と対戦し、2安打1失点。結果は残せなかったが、「野球をやらせてもらうのであれば、どこでもやりたい」と改めて現役続行への思いを明かした。
カウント1-1からスタートするシート打撃。成瀬は先頭・中井に右中間への二塁打を浴びると、ロッテ時代の同僚・西岡には2ボール1ストライクから直球を左中間に運ばれ、適時二塁打とされる。最後は今成を二ゴロに仕留めたが、1失点を喫した。
終了後には「やれることはやったのかな」と振り返った2007年の最優秀防御率左腕。西岡との対戦については「できれば西岡さんはストレートで抑えたかったんですけど、結果的に甘くいって打たれました。変化球は投げられたんですけど、西岡さんにはしっかりストレートで勝負したという思いがあった。甘くなかったです」と話した。
それでも、「今持っている力は出せた」と成瀬。今後については「お話をいただけるのであれば、と思いますので」として、独立リーグを含めた選択肢、自分の中での期限などについて「ある程度、自分の中で期限は設けないといけない。その中で野球をやらせてもらうのであれば、どこでもやりたい。自分の中ではやりきった感じはないので、しっかり自分が燃焼して初めて『もういいかな』と思えるように」と言及。現役続行への強い思いを明かした。
(Full-Count編集部)