新人王の大谷翔平が電話会見、二刀流の進化に意欲「もっといい成績を残せる」

新人王選出を祝うエンゼルス・大谷翔平(左)と水原一平通訳【写真提供:エンゼルス球団広報】
新人王選出を祝うエンゼルス・大谷翔平(左)と水原一平通訳【写真提供:エンゼルス球団広報】

最も印象に残ったのは初本塁打→“無視”「ベンチに帰ってからも楽しかった」

 エンゼルスの大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、メジャーリーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人=新人王)」に選出された。受賞決定後には電話会見に応じ、「もっといい成績を残せる」と意欲。さらに、今季最も印象に残った瞬間に「初ホームランは嬉しかったです」と挙げて、「ベンチに帰ってからも楽しかった」と振り返った。

 今季、打者として104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、OPS(出塁率+長打率).925、10盗塁、投手として10試合に投げ、4勝2敗、防御率3.31、51回2/3で63奪三振という成績をマークした大谷。日本人では2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶり4人目の新人王に輝き、電話会見でその喜びを語った。

「(メジャーに)来てよかったとずっと感じてます。怪我をしたことはよくなかったですし、悔しいなという思いはあるんですけど、そういう中でこういう賞をいただけたのはすごく光栄なことです」。このように振り返った上で「もっともっとこの先のほうが長いと思うので、そこで活躍できるように、来年に向けて頑張りたいなと思います」とさらなる進化を誓った。

 二刀流は成功だったのか。新人王という結果は、メジャーにも二刀流が認められた証になった。ただ、大谷は「シーズンフルでは出られなかったので、もっともっといい形でシーズン終えることができるんじゃないか。そのための練習をちゃんとやれればもっといい成績が残るんじゃないかと思います」と、負傷離脱を悔やむ。二刀流の“完成”はまだまだ先にある。

 会見の最後に、今季最も印象に残った場面について聞かれた大谷は「初ホームランは嬉しかったです。ベンチに帰ってからも楽しかったかなと」と話した。エンゼルスタジアムを熱狂に包んだ一発からの「サイレントトリートメント」。豪快弾と、その後のあどけないリアクションとの“ギャップ”でファンの心をあっという間に掴んだ。打者に専念する来季も特大ホームラン連発に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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