「彼がもらうべき賞」―松井秀喜氏も新人王の大谷を絶賛「投打共に特別な能力」
ヤンキースの2人は落選「あまり大きい声でそういうことは言えないんですけど…」
エンゼルスの大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、ア・リーグの「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)」に選出された。現在、「2018日米野球」に出場中のMLBオールスターチームでコーチを務めている元ヤンキースの松井秀喜氏も「彼がもらうべき賞」と称賛している。
大谷の新人王選出について、松井氏は「もちろん新人王に相応しい、素晴らしい結果を残したと思いますし、私も日本人の一野球ファンとして大変うれしく思います」と祝福。現在、ヤンキースのGM特別補佐を務める松井氏は、最終候補に残ったヤンキースのアンドゥハー、トーレスが落選したとあって「こちらの人間として、あまり大きい声でそういうことは言えないんですけど……」と冗談交じりに苦笑いを浮かべながらも「でも、彼がもらうべき賞だと思ってます」と続けた。
また、大谷の選手としての魅力については「まず100マイル(約161キロ)を投げられるピッチャーってそんなにたくさんいるわけじゃないので、彼はそれが可能だということなので、それだけで素晴らしい能力ですけど、それだけじゃなくて完成度の高いものを持っているし、ピッチャーとしても素晴らしいですね。バッターとしても、もちろん長打力、それが一番の彼の魅力だと思います。今年はだいぶ少ない打席数の中でたくさんのホームランを打ったということで、投打ともに特別な能力を持った選手だと思ってます」と改めて絶賛した。
松井氏はヤンキース1年目に活躍しながら、新人王はならなかった。それでも、大谷が日本人4人目の栄誉を手にしたことにどこか誇らしげだった。
(Full-Count編集部)