2018年パ6球団の2つの“誤算” 移籍で輝いた左腕、和製大砲の不振…

日本一連覇のソフトバンクは加治屋が球団記録タイの72試合に登板

〇福岡ソフトバンク
【うれしい誤算】
加治屋蓮投手
昨季成績:2試合 4.1回0勝0敗 防御率10.38
今季成績:72試合 66.2回4勝3敗31ホールド 防御率3.38

 2013年ドラフト1位ながら、昨年までのプロ4年で1軍登板はわずか4試合に終わっていた加治屋投手。しかし、今季は年間を通じてセットアッパーとしてフル回転。リーグ最多、球団記録タイの72試合に登板し、故障者が続出した投手陣を支えた。

【復活に期待】
モイネロ投手
昨季成績:34試合 35.2回4勝3敗15ホールド1セーブ 防御率2.52
今季成績:49試合 45.2回5勝1敗13ホールド 防御率4.53

 昨季途中、彗星のように現れて一軍デビューを果たすと、セットアッパーとしてチームの日本一に大きく貢献した若き左腕。今季はさらなる飛躍が期待されたが、苦しい投球が続くシーズンとなった。昨季は14個だった四球が24個に増加し、わずか1本だった被本塁打も6本に。この結果を来季以降の成長への糧としたい。

 以上のように、今季はこれまで伸び悩んだ選手が大きく飛躍するケースと、昨季までの主軸が大スランプに陥るケースの双方が見られた。来季もチーム内、そしてリーグ全体の勢力図がめまぐるしく変わるような、スリリングな1年となるのか。

(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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