【日米野球】MLB選抜が驚愕した侍Jの「スプリットとチェンジアップ」 建山Cを質問攻め

通算300勝目指すサイ・ヤング賞投手のカギは「チェンジアップ」

 ひとしきり話を終えて戻ってきたストラム投手コーチは、秘訣は何だったのか聞かれると「う~ん……結局は練習に尽きる、としか言えないな」と苦笑い。「握りや腕の振りが日米で大きく違うところはない。違いと言えば、スプリットやチェンジアップが習得できるまで、諦めず練習し続ける根気があるかどうか。メジャーやマイナーの投手は、上手く投げられないとすぐに諦めてしまうんだ。最初は上手く投げられなくても、できるようになるまで繰り返し練習する根気。これは大事なことだ」と話した。

 建山投手コーチから伝授された技術的なヒントもいくつかあるが、これはアストロズに持ち帰り、還元するつもりだ。そして今、チェンジアップにより磨きをかける必要があるのが、サイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダー投手だという。

「バーランダーは300勝を目指しているんだ。今35歳で通算204勝だから、あと96勝するには少なくとも43歳までは投げ続けないといけない。長いキャリアを送るためには、チェンジアップが有効になってくる。ノーラン・ライアンも、ロジャー・クレメンスも、キャリア終盤はチェンジアップがあったから投げ続けられた。バーランダーもチェンジアップを進化させれば、300勝を挙げる可能性だって見えてくる」

 投手コーチが得たコツが、どういう形でバーランダーに還元されるのか。来季以降のチェンジアップに注目してみるのも面白いかもしれない。

(Full-Count編集部)

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