187勝グリンキーがトレード候補!? MLB公式が大谷不在のエンゼルスに推薦
MLB公式サイトが「フィットする3つの球団」を選出
メジャー屈指の右腕、ダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手に、トレードの噂が浮上している。複数の米メディアがトレードの可能性を指摘する中で、MLB公式サイトでは「グリンキーが完璧にフィットする3つの球団」と題した特集記事を掲載。アストロズ、ヤンキース、そして2018年ア・リーグ新人王に輝いた大谷翔平が所属するエンゼルスの名前を挙げた。
グリンキーはダイヤモンドバックスと2021年まで契約を残しており、残り3シーズンの年俸総額は1億450万ドル(約117億8900万円)に及ぶとされる。今オフのフリーエージェント(FA)市場には、同じダイヤモンドバックスのパトリック・コービン、アストロズのダラス・カイケルという左腕の好投手が出ているが、2人ともクオリファイングオファーを蹴ってFAになっており、獲得するとその球団はドラフト上位指名権を失うリスクを伴う。左右の違いはあれど、もしグリンキーをトレードで獲得できるなら、リスクの少ない補強が可能だと記事では指摘している。
35歳のグリンキーは今季、207回2/3を投げ15勝11敗、防御率3.21、199奪三振の成績をマークし、メジャー通算でも187勝、防御率3.39、2435奪三振という堂々たる記録。記事では、球界屈指の右腕のトレード先として、アストロズ、ヤンキース、そしてエンゼルスを“オススメ”した。
この3球団の中でも、エンゼルスは「ダークホース」という扱いで登場している。先発投手陣に故障者が続出していることから、1年を通して活躍でき、勝ち星の計算が立つ先発投手の補強は急務だと指摘。エース格のリチャーズはFAになる上、靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、来季の復帰は難しい。そして、大谷も同じ手術を受けており、来季は投手としてマウンドに上がることはできない。