巨人獲得のビヤヌエバどんな選手? 20発も104三振、左得意で右苦手…
20本塁打も46打点、得点圏打率は.197だった
巨人は21日、来季の新外国人選手としてパドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手と来季の契約に合意したと発表した。背番号は「33」となる。
ビヤヌエバはメキシコ第2の都市グアダラハラ生まれの27歳。2008年にアマチュアフリーエージェントでレンジャーズと契約。2012年にカブス傘下へと移籍し、メキシカンリーグを経て2017年からパドレスへ。今季の9月18日のダイヤモンドバックス戦でメジャーデビューを果たすと、12試合で32打数11安打4本塁打7打点、打率.344と活躍した。
今季は主に三塁手として110試合に出場したビヤヌエバ。3、4月には打率.321、8本塁打19打点と大活躍し、ア・リーグの大谷翔平とともに、ナ・リーグの月間最優秀新人に輝いていた。だが、5月に入ると打撃は急下降。5月は.170、6月は.206、7月は.182と低迷が続いたが、8月は.356と復調したが、故障でDL入りしていた。
今季の成績を見てみると、351打数83安打の打率.236だったビヤヌエバ。メジャーの舞台で20本塁打を放ちパンチ力の高さは光るものがある。ただ、20発のアーチをかけながら、46打点と本塁打数の割に打点が少ない。20本中、ソロ本塁打が11本、2ランが8本、3ランが1本。得点圏打率も今季は.197だった。
今季は384打席に立ち、104個の三振を喫している。約4打席に1度の三振の多さはやや気になるところ。また、今季のデータを見ると、左投手には滅法強く、逆に右投手を苦手としている。対左投手では113打数38安打の打率.336で、なんと20本塁打中14本塁打を放っている。一方で右投手とは238打数45安打6本塁打、打率.189と苦戦している。
守備では三塁のほかに、一塁、二塁、遊撃と内野の全ポジションを守っている。本職は三塁で今季は94試合で出場。12失策を記録し、守備率.947と、数字だけみれば、やや不安定と言えそうだ。
(Full-Count編集部)