ボルシンガー13勝も、オルモス0勝、ドミンゲス1割台と散々…ロッテの助っ人を診断
ボルシンガー以外の4人の助っ人は総崩れ…
井口資仁新監督のもと、躍進を狙った2018年のロッテ。序盤から勝率5割前後をキープして戦い、7月には最大で貯金4まで伸ばしてAクラス入りも狙える位置につけていた。だが、夏場に急失速し、59勝81敗3分の借金22の5位に終わった。
リードオフマンとして活躍していた荻野貴が故障で離脱し、ローテの柱として大活躍を収めていた助っ人右腕のボルシンガーも夏場に故障離脱。投打の中心が欠けたことで、一気にチーム状態が下降していった。
ボルシンガー以外の助っ人が軒並み、不振に終わったこともチーム状況を苦しくした。今季はチェン・グァンユウに加え、新たにボルシンガー、オルモス、シェッパーズ、ドミンゲスと4人の外国人を加えたが、結果を残したのはボルシンガーただ1人だった。
ブルージェイズ傘下から加入したボルシンガーは開幕ローテ入りして大活躍。2勝目をマークした5月4日の日本ハム戦から7月21日のオリックス戦まで11試合で11連勝という驚異の活躍。9月8日の西武戦での登板を最後に故障で離脱となったが、目覚ましい活躍だった。チェンは主に敗戦処理として24試合に登板した。
レッドソックス傘下から加入した左腕のオルモスは先発として期待されながら、わずか2試合の登板で、1勝もできずに2敗。シェッパーズは当初、勝利の方程式に組み込まれていたものの、安定感を欠いた。2か月半のファーム暮らしを経て先発に配置転換となったが、こちらでも結果は出ず。オルモス、シェッパーズはともに今季で退団となった。
打線の中軸として期待された元MLBドラフト1巡目選手のドミンゲスだったが、開幕1軍からも外れ、2軍で調整。5月になって1軍に昇格し月間6本塁打を打ったが、6月以降失速した。7月半ばにファームに降格すると、その後1軍出場はなし。こちらも今季限りで退団となった。
【ロッテの今季助っ人成績】
チェン・グァンユウ投手
24試合0勝1敗0セーブ1ホールド 41.1回 27三振 3.92
エドガー・オルモス投手(退団決定)
2試合0勝2敗0セーブ0ホールド 7回 5三振 7.71
マイク・ボルシンガー投手
20試合13勝2敗0セーブ0ホールド 117.2回 84三振 3.06
タナー・シェッパーズ投手(退団決定)
25試合1勝3敗1セーブ9ホールド 37.2回 34三振 4.54
マット・ドミンゲス内野手(退団決定)
37試合84打数16安打7本塁打16打点 .190 OPS.757
(Full-Count編集部)