ハーパー&トラウト“夢の共演”はフィリーズで実現? 米メディア「可能性はある」
ナショナルズからFAとなったハーパーと2020年まで契約が残るエンゼルス・トラウト
今オフのFA市場ではナショナルズからFAとなったブライス・ハーパー外野手の移籍先に注目が集まっている。メジャー通算184本塁打を放った屈指のスラッガーとエンゼルスのマイク・トラウト外野手の“2大スター共演”が近い将来実現する可能性を米メディアが報じている。
「ブライス・ハーパーとマイク・トラウトがいつかフィリーズでチームメートになる? クレイジーな考えではない」
こう見出しをつけ報じたのは米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」だった。記事ではフィリーズが現時点でハーパーと契約する最有力候補であることを言及。2020年までの6年契約が残るトラウトは現時点ではFAにならないが「しかし、もし彼が移籍するとしたら……」とレポートし関係者たちの証言を並べている。
その中でメジャー関係者は「可能性はあると思う。そうなったら、この街は大騒ぎになるだろう」と語り、フィリーズ、エンゼルスなどで活躍しハーパーのトレーニングパートナーを務めていたシェーン・ビクトリーノ氏は「地球上で最高の選手2人が外野で一緒にプレーするのを見ることは、想像もできない夢だろうか? そんなことはない。もしそうなったら、僕はコーチになりたいと妻に言ったんだ」と、2人の競演を期待していることを口にしている。
だが、トラウトの契約は2020年まで残っており、自身がチームの不満を一度もここまで口にしたことがないことを言及。唯一の問題点があるとすれば「優勝争い」とし「彼の友人や知人に話を聞くと、彼を悩ましていることが1つあると皆言った。この先、ポストシーズンで勝てるチームでプレーできないのであれば(もしくは少なくとも勝てる可能性があるチーム)、彼は他の選択肢を考えるだろう」としている。
今季フィリーズはナ・リーグ東地区で3位に終わり、近年も下位に低迷している。チームの補強に関してはトラウト以外にも多くの戦力が必要としているが「しかし、フィリーズに必要なものは何だろうか? スターたちである。観戦する理由である」と、スター選手の必要性を伝えている。
ある代理人も「彼ら(フィリーズ)にはお金があり余っているんだ。何でもできるよ」と語っており、球団が本気になれば夢の共演も不可能ではないとしている。
(Full-Count編集部)