蜂のイチローに続きカブトムシのバティスタ!? 加の昆虫学者が新種に命名
ブルージェイズでプレーした大砲に感激
メジャー通算344発を誇り、2010年と11年に2年連続ア・リーグ本塁打王に輝いたホセ・バティスタに、新たな“勲章”が加わった。なんと、ドミニカ共和国で発見された新種のカブトムシが、バティスタにちなんだ名前「Sicoedrus bautistai」と命名されたという。トロントの地元紙「トロント・スター」が伝えている。
名付けたのは、オタワ在住の昆虫学者で熱烈なブルージェイズファンのボブ・アンダーソン氏。記事によれば、アンダーソン氏はドミニカ共和国で新種のカブトムシを発見した2015年、自宅で娘と一緒にブルージェイズとレンジャーズによるア・リーグ地区シリーズ第5戦をテレビ観戦しながら、新種の昆虫の名前を考えていたという。ブルージェイズ敗戦濃厚と思われた7回、起死回生の特大3ランを左中間席に叩き込んだのがバティスタだった。
娘の勧めもあって、アンダーソン博士はカブトムシに「Sicoedrus bautistai」と命名。バティスタの故郷、ドミニカ共和国で発見された新種だけに「これはパーフェクトだ」と感じたという。バティスタは2008年から10年にわたってブルージェイズでプレー。2度本塁打王に輝くなど、迫力あるバッティングでチームを牽引した。
米「Yahoo!スポーツ」では、これまでアスリートにちなんだ名前がつけられた昆虫は、これが初めてではないことに言及。今年1月には、カナダの研究機関に務める研究者、ホセ・フェルナンデス・トリアナ氏がフロリダで発見した蜂に対し、マリナーズのイチロー会長付特別補佐にちなんで「Diolcogaster ichiroi」と命名したことを紹介している。
イチローに並び、バティスタの名前も、末永く語り継がれることになった。
(Full-Count編集部)