2015年MVP三塁手ドナルドソンがブレーブスと契約合意 1年26.1億円と米報道
来オフ再びFAとなり大型契約狙う目的か
インディアンスからフリーエージェント(FA)となっているジョシュ・ドナルドソン内野手が26日(日本時間27日)、ブレーブスと1年2300万ドル(約23億1100万円)で契約合意に達した。MLB公式サイトのマーク・ボウマン記者が自身のツイッターで伝えている。
早くも大型FA選手の契約が決まった。2015年にMVPを受賞し、球宴3度、シルバースラッガー賞2度の実績を持つ32歳三塁手が、ブレーブスと1年の契約合意に達したという。MLB公式サイトなどによると、ドナルドソンが1年という短期契約にしたのは、来オフに再びFAとなり、条件のいい大型契約を狙う目的があるようだ。
今季開幕をブルージェイズで迎えたドナルドソンは、左ふくらはぎを故障して戦列を離れることが多く、わずか36試合の出場にとどまった。8月31日(同9月1日)にはトレードでインディアンスへ移籍。ここでも16試合の出場に終わり、今季は通算52試合で打率.246、8本塁打、23打点と成績不振に終わった。
ドナルドソンはMVPに輝いた2015年には41本塁打、123打点で打点王となった他、2013年から昨季まで5年連続で20本塁打以上を記録。メジャー8年で通算182本塁打、551打点、打率.275の成績を残すほか、確実な三塁守備にも定評がある。怪我に泣いた今季を終え、現時点で複数年契約を結ぶよりも、1年健康な状態でプレーし、納得のいくシーズンを終えた後で契約を結んだ方が得策だと考えたようだ。
若手選手の成長が著しいブレーブスにとって、30歳を越えたベテラン選手と長期契約を結ぶことは避けたいところ。同時に、闘志溢れるプレースタイルで知られるドナルドソンに、若手選手の精神的支柱となる役割を託したいようで、両者の思惑が一致したと見られる。また、かつてブルージェイズGMだったアレックス・アンソポロス氏が現在ブレーブスのGM職に就いていることも大きな要因と言えそうだ。
ブレーブスはベテラン捕手ブライアン・マキャンとも契約合意に達したばかり。今季プレーオフでは地区シリーズで敗退したブレーブスが、来季のさらなる躍進に向けて積極補強に乗り出している。
(Full-Count編集部)