鷹・柳田はあらゆる数字で上位…パ“表彰されない部門別ランキング”【打撃編】

複数安打回数は西武の“安打王”が貫禄の1位

◯平均被投球数上位
1近藤健介(日本ハム) 4.73球
2西川遥輝(日本ハム) 4.49球
3角中勝也(ロッテ) 4.43球

 四球率と同様に、日本ハムの巧打者2人が相手投手に投げさせた球数で1、2位を占めた。近藤選手は2626球を投じられて空振りはわずか104回、西川はリーグ最多の1189球もボールを選ぶなど、共に抜群の選球眼で打線の得点力を高めている。角中は相手投手に多くの球数を投げさせるが、四球はあまり多く選ばない独自のスタイルを貫く。

◯複数安打回数
1.秋山翔吾(西武) 61回
2.浅村栄斗(西武) 50回
3.源田壮亮(西武) 49回
3.柳田悠岐(ソフトバンク) 49回

 秋山は複数安打を放った回数だけではなく、3安打(13回)、4安打(4回)でもそれぞれ最多を記録するなど、“安打王”の面目躍如。猛打を振るった西武打線の1~3番が、上位に名を連ねている。柳田は4月21日のサイクル安打達成を含む5安打が2度あり、今季唯一、複数回を記録。マルチ本塁打では、山川の5度が最多だった。

◯殊勲安打回数
1浅村栄斗(西武) 28回
1柳田悠岐(ソフトバンク) 28回
3吉田正尚(オリックス) 27回

 打点王に輝いた浅村と、最多15本の殊勲本塁打を放った柳田がトップで並んだ。殊勲安打の内訳は、以下がそれぞれの最多。先制打→中田(日本ハム)の19本、同点打→吉田正の11本、勝ち越し打→松田(ソフトバンク)の10本、逆転打→秋山と大田(日本ハム)の5本、サヨナラ打→森(西武)の3本。

◯内野安打
1源田壮亮(西武) 29本
2中島卓也(日本ハム) 22本
3上林誠知(ソフトバンク) 21本
3中村晃(ソフトバンク) 21本
3近藤健介(日本ハム) 21本
3茂木栄五郎(楽天) 21本

 前年に27本で2位の源田がトップに立ち、一昨年の金子侑司(32本)、前年の秋山(28本)に続いて西武の選手がV3。2位の中島卓は全安打に占める内野安打の比率で最高の21.6%をマークした。上林はバント安打で最多の9本を記録。ソフトバンク打線は202本塁打だけでなく、内野安打137本もリーグ最多と足でも稼いだ。

(「パ・リーグ インサイト」藤原彬)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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