インディアンス右腕、自らの市場価値を熱弁「僕をトレードするなら2020年」

売り時は2020年「見返りにプロスペクトを獲得することが理にかなっている」

 しかも、バウアーは来季28歳。クルーバーが来季33歳、カラスコが32歳と、キャリアの下り坂にさしかかっていくことを考えると、バウアーがもっともコストパフォーマンスに優れた“お得”な選手という結論が導き出される。

 バウアーは2020年がフリーエージェント(FA)になる前の年俸調停の最終年となる。「2020年に僕の年俸は2000万ドル(約22億4000万円)ぐらいまで上昇しているとしたら、僕の剰余価値はさほど高くはないだろうね。その時、球団はFAになった僕と契約する可能性は高くないと思う。1年契約だったとしてもね。だから、そこで僕をトレードして、見返りに何人かのプロスペクトを獲得することが理にかなっていると思うよ」とバウアーは話し、自分をトレードするなら2年後が一番いいタイミングではないかとしている。

 もちろん、故障などの不確定要素もあり、バウアーの考えるような将来が待っているかどうかは未知数だが、チーム編成において「駒」として扱われる選手が、自分の市場価値とトレードの時期をアピールするというのも珍しい話。それも、自ら残した結果に自信を持っているからだろうが、球団も選手もビジネスとして動いているMLBの世界を象徴するようなバウアーの発言だった。

(Full-Count編集部)

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