今季まで大谷と同僚リチャーズ、移籍でファンへメッセージ「最も難しい決断」
プロ入りからエンゼルス一筋の右腕が初のFA移籍「すべてのファンに…」
大谷翔平投手の在籍するエンゼルスから、フリーエージェント(FA)でパドレスへの移籍が決まったギャレット・リチャーズ投手が、ツイッターでエンゼルスのファンに対して惜別のメッセージを投稿した。
2009年ドラフトの1位追補でエンゼルスに指名されて以来、生え抜きとして10年間過ごしてきたロサンゼルスを去る寂しさが、メッセージにはあふれていた。「本日、私はキャリアの中でも最も難しい決断の一つを下しました。ほろ苦い想いです。パドレスの一員として新しい章を始めることにワクワクしている一方で、私がこれまでに唯一関わってきた球団に別れを告げるのは容易なことではありません」
そして、リチャーズは、マーティン・ルーサー・キング師らとともにアフリカ系アメリカ人の公民権運動に関わり、詩人としても知られるマヤ・アンジェロウさんの名言を引用。「先ほど、『みんなはあなたが言ったことを忘れてしまう。あなたがしたことを忘れてしまう。だけどあなたに対して抱いた感情を忘れることはないでしょう』という言葉を口にしていたところでした」。この名言は、人と人とのつながり、誠実な接し方を説いた言葉だが、リチャーズはこれを引用することで、声援を送ってくれたエンゼルスのファンに対する謝意を表した。
そして、リチャーズは最後に「(エンゼルスに在籍した)この7年間について、モレノファミリー、ビリー・エプラー、エンゼルス、そして全てのエンゼルスファンに心からありがとうと伝えたいと思います」と締めくくった。
2013年13勝4敗、2014年15勝12敗とエンゼルスの先発ローテを支えながら、2016年以降は右ひじ故障に苦しみ、思うような活躍ができなかったリチャーズ。今季も16試合5勝4敗、防御率3.54と不本意な結果に終わったが、ナ・リーグのパドレスに舞台を変え、復活を目指す。
(Full-Count編集部)