智弁和歌山・高嶋前監督が勇退パーティー ハム西川含む教え子ら200人超集結
甲子園で歴代最多58勝の名将、あいさつでは予定時間をオーバー「講演と勘違いしてたわ」
甲子園で歴代最多の68勝を挙げ、今年8月に智弁和歌山の指揮官を勇退した高嶋仁前監督の勇退記念パーティーが和歌山市内のホテルで開かれ、200名を超える教え子らが集まり恩師の新たな門出を祝った。
教え子の中には西川遥輝(日本ハム)、岡田俊哉(中日)、そして今季限りで現役を引退した武内晋一(ヤクルト)をはじめ、今秋のドラフト会議でロッテから2位指名を受けた東妻勇輔(日体大)ら華やかな顔ぶれも。「こんなにたくさん集まってくれるとは思わなかった。こんなに嬉しいことはない」と教え子たちに感謝。最後のあいさつの場面では当初の予定時間をオーバーし、これまでの歩みや08年冬に謹慎処分となって四国の八十八ケ所巡りに行った先のエピソードを紹介。「講演と勘違いしてたわ」と笑いを誘うシーンもあった。
秋から監督のバトンを渡した中谷仁監督(39)には「私よりもっと強いチームを作ってくれると思う」と大きな期待を寄せた。今後は名誉監督となり、兄弟校の奈良の智弁学園と智弁和歌山をバックアップしていく予定だ。
(沢井史 / Fumi Sawai)