積極トレードのマリナーズ 米メディア予想の次なる候補に元西武左腕の名前も
今オフすでに主力2人をトレード、名手カノ&守護神ディアスもトレード合意
2015年の就任以来、ストーブリーグでは活発な動きを見せ続けているマリナーズのジェリー・ディポトGM。チーム再建を目指す今オフは、すでに捕手マイク・ズニーノをレイズへ、左腕ジェームス・パクストンをヤンキースへトレード放出し、代わりに若手有望株を手に入れた。さらには、ベテラン二塁手ロビンソン・カノと守護神エドウィン・ディアスをメッツに送り、代わりに5選手を手に入れる大型トレードに合意したと伝えられている。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」公式サイトでは「まだまだトレードの可能性がある」と推測し、次なるターゲットとして9選手をリストアップ。その中には、元西武のウェイド・ルブラン、日米野球で来日したミッチ・ハニガーの名前もあった。
2015年に西武でプレーした左腕ルブランは、ブルージェイズやパイレーツを経て今季マリナーズに移籍。32試合に投げ(27先発)、9勝5敗、防御率3.72とチームに貢献した。7月には2019年の契約を総額230万ドル(約2億5000万円)で延長。その契約には2020年から3年連続で年俸500万ドル(約5億6800万円)の球団オプションが付いている。記事では、ルブランが契約延長する前は防御率3.19だったのに対し、延長後は防御率が4.23に悪化したことについて言及。他球団が獲得に興味を示さないわけではないが「トレードの見返りは限定されるだろう」と指摘した。
ルブランよりもハニガーの方がトレード価値は高そうだ。「他球団に対する魅力度で言えば、ハニガーはリストのトップになるだろう」と高評価。来オフに初めて調停権が得られること、フリーエージェント(FA)になるのは早くても2022年オフであることに触れ、マリナーズにとってトレードを急ぐ選手ではないと評価している。
2月1日のキャンプインまで時間の余裕はあるだけに、引き続きトレードは画策されそうだ。12月9日(日本時間10日)からはラスベガスでウィンターミーティングが開幕。ここで何か大きな動きがあってもおかしくはない。
(Full-Count編集部)