女子プロ野球界の“女イチロー”が打撃の極意明かす 「いつボールが来ても…」

前人未到の7年連続盗塁王を獲得

――7年連続盗塁王を獲得し韋駄天ぶりを発揮している、盗塁の時に意識することは?

「私は恐怖心もあり、ヘッドスライディングができないので、滑らずに戻れる最長のリードをしています。隙があれば常に次の塁を狙う意識は持ちながらも、戻る意識が必要なので、重心は真ん中に置いています。一番大切なのは『積極的にいくこと』だと思っています。アウトになっても「この失敗が次に活きる」と思うようにしています。失敗が成長への一番の材料です」

――来シーズンに向けての意気込み

「完全優勝ですね。(ヴィクトリアシリーズ優勝、年間女王、ジャパンカップ優勝)。10年目のシーズンで個人として活躍することはもちろんですが、若手選手が活躍してくれるよう背中で語れるようにプレーしたいです。そして『女子プロ野球選手になりたい』と憧れを持ってくれる子が増えるように、多くの女の子たちに夢を与えていきたいです」

「個人としては、首位打者と盗塁女王を来年も継続して獲得したいです。まだまだ向上心が尽きないので、若手選手には負けたくありません(笑)。そして、前人未到の500本安打(現456)と200盗塁(現197)は達成にできるように結果を残していきたいです」

「オフシーズンは特に自分の体と向き合って過ごしていきたいと思います。以前はがむしゃらに練習しないと不安でしょうがなく、練習して自信をつける、調整などを行っていました。年数が経つにつれ、プレー面で多くの引き出しが作れてきているので、これからは、自分の体の調子を見極めて、そのときに必要な調整、練習方法を取り入れていきたいと思います」

(Full-Count編集部)

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