ナ軍ソトに2年目ジンクスはない!? ヒントは日米野球にあった「成長に弾み」
日米野球では本塁打2発に“天井直撃打”でファンを驚愕させた
ナショナルズのフアン・ソト外野手は今季メジャーデビューを果たすと116試合に出場し打率.292、22本塁打、70打点をマークし新人王候補にも名を連ねた。若干20歳のスター候補には来季も大きな期待が寄せられている。米メディアはソトが日本で開催された「日米野球」で成長に弾みをつけたことを伝えている。
「勤勉なソトはオフの成長に弾みをつける」
こう見出しをつけて報じたのはワシントンの地元テレビ局「MASNスポーツ」(電子版)だった。ルーキーイヤーで驚異の活躍を見せ、2年目のジンクスを打ち破るためソト自身が「ルーティンをして、変えないこと。それが上手くいけば、(引退まで)続けるよ」と口にしたことを伝えている。
日米野球ではMLB選抜の一員として来日。2本のホームラン、そして観客の誰もが驚きの声を挙げた2本“天井直撃打”を放ってみせた。これまでに対戦したことのない投手相手を冷静に分析し順応に対応。その姿勢を見たナショナルズのスタッフたちは来季の活躍を確信したという。
デーブ・マルティネス監督は「完璧な例だ。彼は日本に行き、何も知らなかったが、本塁打を打った。彼は毎日修正するんだよ。2ストライクになったら、ただバットをボールに当てようとし、インプレーにする。彼は本当にそれが上手い。安定してそのようなことができる19歳(当時)を見たことがなかったよ」と称賛。
また、ケビン・ロング打撃コーチは、今シーズン課題とされていた変化球打ちを来年のスプリングトレーニングで取り組む予定だったがソトは日米野球で変化球に対応を見せホームランを放ってみせた。同コーチは来季に向けいい兆候が表れていると感じている。
「日米野球を見た。彼は『僕が打ったカーブを見た? 彼らが僕に何をしようとしているか分かっていた。変化球を投げようとしていたんだ』と言った。彼は大丈夫だろう。彼のメカニックとアプローチはしっかりとしている」
メジャー1年目で結果を出し、日米野球でも活躍したソトは「今はオフだから、休まなければいけないね。今は休む時なんだ。またトレーニングを始めて、来年に向けて準備するよ」と語っている。2019年はどれほどの成績を残すのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)