鷹ドラ2高橋礼は1400万円でサイン 200万円増も「悔しい気持ちの方が大きい」
1年目は12試合に登板も未勝利「アップしてもらえただけ良かった」
ソフトバンクの高橋礼投手が5日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1200万円から200万円増の1400万円で契約を更改した(金額は推定)。専修大からドラフト2位で入団した今季、先発も経験するなど12試合に登板。プロ初白星こそお預けとなったが、シーズン終盤やポストシーズンでは貴重な中継ぎとして活躍し、侍ジャパンのメンバーにも選ばれた。
プロ初となる契約更改交渉を終えたサブマリン右腕。200万円のアップを掴んだものの、その言葉には悔しさが滲んだ。「正直、大卒で2位で入ったのに、悔しい気持ちの方が大きいですね。シーズン前半から活躍できなかったですし、登板数も12試合だけ。アップしてもらえただけでよかったと思っています。12球団イチの野手陣だと思っている。勝てる環境にいながら、勝てなかったのは悔しい」。ポストシーズンでの活躍などが印象的だったものの、12試合登板、未勝利に終わったことが心残りだった。
来季は先発ローテの一角を狙う。「先発ローテに入ることを1番の目標。開幕からローテに入っていくことが目標です」。オフは専大松戸高の先輩である日本ハムの上沢直之投手と自主トレを行う。「上沢さんは長いイニングを投げられるし、完投もできる。たくさん勉強したい」と語った高橋礼。分厚いソフトバンクの先発陣に、サブマリン右腕が割って入れるか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)