西獲得の阪神、プロテクト28人を独自予想 鳥谷、福留らベテランは外せない?
オリックスは先発2枚が流出、野手でも中島が退団、小谷野が引退
捕手では初のゴールデングラブ賞を獲得した梅野、それを追う坂本の2人は外せない存在。原口は捕手登録ながら球団最多タイとなる代打安打「23」をマークするなど打撃で活躍した。内野手では4番として期待される大山、二塁手のレギュラーを掴んだ糸原、ケガで苦しみながらも結果を残した北條は確実。ベテランの鳥谷、FA権を行使せず残留した上本らも濃厚だ。
外野手では福留、糸井のベテランコンビ。ケガさえなければ来季もレギュラー最有力だろう。復活に期待がかる高山、中谷、守備力に定評がある俊介も有力だろう。これ以外にも投手では来季2年目の谷川、変則右腕の青柳、野手では熊谷、今季プロ入り最多となる96試合出場の伊藤隼らも微妙なラインとなりそうだ。
阪神が16年オフに糸井嘉男外野手をオリックスからFAで獲得した際には金田和之投手が流出。金田は翌17年には34試合に登板し4勝1敗、2ホールド、防御率4.15とまずまずの成績を残した。今季は10試合の登板に終わっている。
補償の対象となる選手はFA宣言選手の契約締結が公示された日から2週間以内に阪神から提示される。今季まで先発ローテを務めた金子、西と先発2枚がいなくなり、野手陣でも小谷野が引退、中島が退団したオリックスは即戦力が必要となる。これまで目立った補強をしていないチームだけに、どのような決断を下すかに注目が集まる。