プレー機会を求めチェコに渡った元徳島・安田氏 海外挑戦で得た大きな自信

言葉の壁、伝えられない意見…海外ならではの葛藤

 チェコ1部リーグには10チームがあり、約40試合のレギュラーシーズンを行って上位6チームがプレーオフに進出するという仕組みとなる。安田氏は徳島時代と同様、先発とリリーフの両方ができるスイングマンの役割を期待されていた。初登板の試合では中継ぎとして2回無失点の活躍をみせたが、自身初の海外リーグということもあり、環境への順応に時間を要したという。

「住居や保険は球団が保証してくれていたので生活としては不自由はしませんでした。しかし、言葉の壁に直面したこともあって、前半戦は2割~3割くらいの力しか発揮できませんでした」

 自分の言いたいことを伝えることができない語学力。海外では自分の意見を言わなければ生き残れない。日本とは違った環境で葛藤する中、なかなか調子が上がらない中で4月に先発として登板した試合で8回15奪三振のリーグ記録を樹立した。それでも試行錯誤の日々は続いたが、先発だけではなく、中継ぎや抑えとどのような役割でもこなす中で、夏場にある転機が訪れる。

国際大会で得た大きな自信、新たな道・堺シュライクスへ

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