3年ぶり最下位に終わった楽天の戦力整理…12球団最多の大量20選手放出
細川は戦力外となり、パ・リーグ4球団目となるロッテへ加入
○聖澤諒外野手(戦力外→現役引退)
松代高から国学院大を経て、2007年の大学生・社会人ドラフト4位で入団。1年目から出場機会を掴むと、3年目の2010年にはレギュラーに。2011年に全試合に出場して52盗塁を決め、2012年は138試合で54盗塁を決めて盗塁王のタイトルを獲得。2013年も主力として楽天初の日本一に貢献した。その後は若手の台頭などもあって出場機会は減少。今季は27試合の出場に終わり、オフに戦力外通告を受けて現役引退を決断した。通算1034試合3004打数823安打19本塁打249打点197盗塁、打率.274。
○枡田慎太郎外野手(戦力外→現役引退)
2005年のドラフト4位で智弁学園高から入団。強打の野手として期待され、7年目の2012年に79試合でプロ初本塁打を含む5本塁打を放って台頭。2013年には後半戦に活躍を見せ、86試合でキャリアハイの8本塁打を打ち楽天初の日本一に貢献した。その後は代打や指名打者での起用が主となり、今季は33試合に出場。オフに戦力外となるとトライアウトも受験したが、その後引退を決断した。通算412試合1093打数269安打25本塁打147打点、打率.246。
○細川亨捕手(戦力外→ロッテ)
青森北高、青森大を経て、2001年の自由獲得枠で西武に入団。2年目の2003年からレギュラーの座を掴むと、西武の正捕手として9シーズンプレー。2004年にはサイクルヒットを達成している。2010年オフにはFA権を行使してソフトバンクへと移籍し、ここでも正捕手に。2015年から徐々に出番を減らし、2016年オフに楽天へ。この2年間で22試合出場に終わり戦力外となり、来季はパ・リーグ4球団目となるロッテでプレーする。通算1396試合3347打数678安打84本塁打366打点、打率.203。
○ジョシュ・コラレス投手(戦力外)
2017年途中に、BCリーグ富山から楽天に加入。1年目は1試合の登板に終わるも、2年目の今季も残留。だが、今季は1軍登板は1度もなく戦力外通告を受けた。通算1試合0勝0敗0セーブ0ホールド、防御率15.00。
○ジャフェット・アマダー内野手(自由契約)
メキシカンリーグのレッドデビルズから、2016年に楽天に加入。1年目は怪我に悩まされたものの、驚異的なパワーで39試合で9本塁打を記録。昨季も打率は高くないものの、121試合で23本塁打を放った。今季は7月に11本塁打を放って、62試合で20本塁打をマークしたが、禁止薬物への陽性反応が検出され6か月の出場停止に。メキシコのウインターリーグで復帰を果たしているものの、今季限りでの退団が決まった。NPB通算222試合761打数190安打52本塁打126打点、打率.250。
○カルロス・ペゲーロ外野手(自由契約)
カージナルス傘下から2016年途中に楽天に加入。圧倒的なパワーで1年目から51試合で10本塁打を放つと、昨季は“最強の2番打者”として打線を牽引。故障での離脱がある中で120試合で26本塁打を放った。今季もそのパワーは健在で88試合で17本塁打を放ったが、打率.233とふるわず、今季限りで退団となった。NPB通算259試合955打数253安打53本塁打145打点、打率.265。
○オコエ・ディクソン外野手(自由契約)
ドジャースを解雇されて今季加入し、“2人目のオコエ”と話題となった助っ人。強打の外野手として期待されたが、シーズンの大部分でファーム暮らしとなり、1軍での出場はわずか22試合。打率.175と低迷し、1年での退団が決まった。
○寺岡寛治投手(戦力外→育成)
○野元浩輝投手(戦力外→育成)
○鶴田圭祐投手(戦力外→育成)
○下妻貴寛捕手(戦力外→育成)
○吉持亮汰内野手(戦力外→育成)
○ルシアノ・フェルナンド外野手(戦力外→育成)
○横山貴明投手(育成、戦力外)
○宮川将投手(育成、戦力外)
○入野貴大投手(育成、戦力外)
○匠内野手(育成、戦力外)
○向谷拓巳内野手(育成、戦力外)
(Full-Count編集部)