MLB公式が選ぶウインターミーティングの見どころ 「ユウセイ・キクチ」の名も

ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】
ポスティングによるメジャー挑戦を目指す菊池雄星【写真:荒川祐史】

「レッズ」と「ボラス」の項に菊池雄星が登場

 9日(日本時間10日)から米ネバダ州ラスベガスで始まったMLBウインターミーティング。全30球団の首脳陣、代理人らが一堂に会する一大イベントの会期中には、大きなトレードやFA契約が締結されることも多い。そこでMLB公式サイトでは「ウインターミーティング必見トピックス10」と題した特集を展開。この中の2項目で、西武からポスティングされた菊池雄星投手の名前が挙がっている。

 まず最初に菊池の名前が登場するのは「レッズ:投手補強中」の項目だ。今季で5年連続負け越しを記録し、さらには4年連続94敗以上を喫してしまったレッズは、今オフ先発ローテの強化に全力を注いでいるという。記事では、トップターゲットとして狙っているのはアストロズからFAとなった左腕ダラス・カイケルだとしているが、「(AJ・)ハップやユウセイ・キクチもレッズの候補となり得る」と指摘。さらに、ヤンキース、フィリーズ、アストロズら、すでに先発強化を堂々と宣言しているチームにとって、レッズが思わぬ敵として浮上する可能性にも触れている。

 続いて、菊池の名前が挙がったのは「ボラス効果」の項目だ。ボラスとは、もちろん菊池の代理人を務める敏腕エージェント、スコット・ボラス氏のこと。多数の選手を抱えるボラス氏は、今オフもブライス・ハーパー外野手やカイケルといった目玉選手に加え、ザック・ブリトン、マーウィン・ゴンザレス、マイク・ムスタカス、マット・ハービーといったFA選手を担当している。メジャーのFA市場は、大物選手の契約が決まると、そこから芋づる式に同ポジションの選手の去就が決まる場合が多い。昨オフはボラス氏が担当する選手の契約が年明けまでもつれ込み、FA市場全体の動きが史上例を見ないスローペースとなった。菊池もボラス氏のクライアントだが、記事では菊池は「メジャー移籍を目指すなら、1月2日までに契約を済ませなければならない」とし、「ボラスのクライアントで唯一、長期戦にもつれ込まないだろう」と紹介している。

 その他の必見トピックスとしては、下記の8つが挙がった。

○マニー(・マチャド)とブライス(・ハーパー)
○エース、大売り出し?
○フィリーズは金をバカ使いする?
○ヤンキースは大金を投入するか?
○二塁手の市場
○リアルミュートはトレードされる?
○クローザーの行方
○Dバックスが次に放出するのはグリンキー?

 13日(同14日)に閉幕するまで、ウインターミーティングがどんな展開を見せるのか。要注目だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY