大黒柱2人が流出したオリ、“ポスト西&金子”は誰? 150キロ超え期待の若手も
育成から支配下登録された榊原は最速151キロが武器
オリックスからFA権を行使し阪神入りが決まった西勇輝投手。長年チームの支えてきた金子千尋投手も日本ハムに移籍と先発2枚が流出する形となったが若手にとってみれば最大のチャンスが訪れたといってもいい。西、金子のあとに続く来季期待の若手を紹介していく。(今年のドラフト指名選手は除く)
○榊原翼
2016年の育成ドラフト2位で入団。今季は開幕前に支配下登録されると1軍で5試合に登板し0勝0敗、防御率3.50の成績をマーク。最速151キロの直球にカーブ、フォークを操り度胸満点の投球が魅力の右腕。シーズン後には台湾で行われている「アジア・ウインターリーグ」にも参加し、首脳陣からの期待も大きくポスト西の最有力候補。
○山崎颯一郎
2016年のドラフト6位で入団。1軍デビューはまだだが、今季は2軍で20試合に登板5勝7敗、防御率4.66の成績を残し10月にはコロンビアで開催されたU-23W杯に選出され最優秀防御率に輝いた。身長190センチの長身を生かした角度ある直球とスライダー、フォーク、カーブなど多彩な球種を誇る。
○K-鈴木
2017年ドラフト2位で入団。即戦力右腕として期待されたがルーキーイヤーはわずか4試合の登板に終わり0勝0敗、防御率8.59と期待を裏切った。中継ぎとして起用されたがフェニックスリーグでは先発に挑戦。150キロを超える直球が魅力だが課題はスタミナ面となっている。
○黒木優太
2016年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーに55試合に登板し25ホールドを挙げたが、今季は39試合の登板に留まった。K-鈴木と同様にフェニックスリーグから先発に挑戦。150キロの直球とスライダーを武器に中継ぎでは実績を残しているだけに大化けの可能性もある。
その他にも高卒2年目で54試合に登板し32ホールドを挙げた山本由伸も先発を直訴しており、2016年ドラフト5位の小林慶祐も先発としてのチャンスはある。実績ある2投手がチームを去ることになったが、150キロの直球を投げる若手投手は豊富。中継ぎからの転向組も含め来春のキャンプから横一線のスタートになりそうだ。
(Full-Count編集部)