巨人が抑えもできるリリーフ補強へ 津崎国際部長「いろいろな球団と会った」
ウインターミーティングで積極的に調査
原辰徳新監督を迎え、2019年は日本一奪還の使命に燃える巨人が、守護神もできるリリーフ投手の補強に動いていることが明らかになった。米ネバダ州ラスベガスで開催されていたウインターミーティングに訪れた津崎勝利国際部長は「抑えもできる速球派を獲得したい」と話し、会期中には獲得候補リストに挙がった選手の所属チームや代理人と積極的に話し合いを持ち、感触を確かめた。
4年連続でリーグ優勝を逃した巨人は、今季守護神を固定できず。マシソン、カミネロ、アダメスのほか、中川皓太、山口俊らもセーブ機会に登板した。24ホールドを挙げた澤村拓一を含め、来季の守護神候補はチーム内にもいるが、絶対的な安定感を誇る存在が欲しいところ。「原監督からの依頼もある」と話す津崎国際部長は「右打者でも左打者でも抑えられる速球派」の獲得を目指し、市場の現状を調査した。
メジャー経験を持つ、あるいはメジャーに近いマイナー選手が現実的なターゲットとなるが、メジャーとマイナーの狭間にいる選手の中には、13日(日本時間14日)に行われたルール5ドラフトで他球団に移籍した選手も多い。この結果を受け、再びリストを洗い直し、最も条件に近い投手からアプローチをかけることになりそうだ。
今後の見通しについて「補強の期限を設けることはないが、年内にも決まればいい」と語った津崎国際部長。日本一奪還に向けて、巨人が着実に補強を進めている。
(佐藤直子 / Naoko Sato)