ツインズが引退マウアー背番号「7」を永久欠番に イチロー好敵手で活躍
首位打者3度の打てる捕手、ツインズ史上8人目の栄誉
今季限りで現役を引退したツインズのジョー・マウアー捕手の背番号「7」が永久欠番になることになった。球団公式サイトが伝えている。ツインズでは史上8人目の栄誉となる。
ミネソタ州セントポール出身のマウアーは、地元の高校から2001年ドラフト1巡目(全体1位)でツインズ入り。2004年に21歳でメジャーデビューすると、打てる捕手として一躍チームの顔となった。デビュー年に打率.308を記録すると、15年のメジャー生活で8度も打率3割超えを記録。2006年、2008年、2009年にはア・リーグ首位打者に輝き、マリナーズのイチロー外野手の好敵手となった。
2012年以降は腰や首の怪我が重なり、本来のポジションである捕手とともに一塁を守るようになり、2014年以降は一塁手として活躍。そして、今季限りでユニホームを脱ぐことにした。
15年のメジャー生活で通算1858試合に出場。通算打率.306、143本塁打、923打点で、2009年にMVPに輝いた他、ゴールドグラブ賞3度、シルバースラッガー賞5度、球宴選出6度の輝かしい成績を残した。
マウアーは18日(日本時間19日)に出身高校でその功績を称える式典に出席している時、ツインズOBのトム・ケリー、トニー・オリバ、ケント・ハーベック、バート・ブレイレブンがサプライズで登場。ハーベックから背番号「7」が永久欠番になることが伝えられたという。ツインズでは、ハーモン・キルブルー、ロッド・カルー、カービー・パケット、オリバ、ハーベック、ケリー、ブレイレブンに続き、8人目の栄誉となる。
記事によれば、マウアーは「自分が子供の頃に大好きだった選手から、自分の背番号が永久欠番になると伝えられるなんて滅多にないこと」と感激の様子だったという。
地元で育ち、地元で活躍したヒーローが最高の形で称えられることになった。
(Full-Count編集部)